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人間失格

人間・失格
人間失・格

大分違う。
でも後者のほうが正しいんじゃないかと思った
それが初・太宰の感想です。

いや、この年になって初・太宰ってB学部生としてどうかと思うけど
高校生の時とかで読んでも、リアルに迫って来なかったんじゃないかと思う
生きていく中で感じる矛盾とか欺瞞
社会に迷いだしてきたから、その苦しさがちょっとだけわかる気がする

誰かに自分の全部を曝け出して、
ここにいてもいいよと認めてもらいたい
それができないと自分から壁を作ってしまうと
いつまで経っても一人きりだし
一人きりでは自分を「人間」だとは認識できない
だから「人間・失格」

認められないのだと自分で決めてしまって
周りに誰がいようとも、誰もいないように振舞ってしまう
周りと共に生きるために自分を抑えることをやめる
その結果、目を逸らされ、いることを無視されてしまう
それが「人間失・格」

同じような、違うような。
どっちにしても、共感はできてしまう
そんな私は、一体何を失ったのだろうか


ちなみに、初・携帯読書でもある。
読まなければと思っていた作品を、何となく読めるので
意外とハマリそうな予感。

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「十三階段」 高野和明

久々に、徹夜で一気に読み切ってしまった。
白熱灯の室内照明から、太陽光に明かりを得て
結末まで全力疾走。

翻訳作品ばかりに触れてきたが
最近は割と日本人の作品を読むことが多い。
覚束ない日本語に辟易し尽くしたのかもしれない。
でもやはり母国語は大事にしていきたいから
改めて見直そう月間の中で出会った一作。

素直な感想としては、良く出来ているな、といったところ。
難を言えば出来すぎだけれど
だからこそ、最後の種明かしが陳腐には聞こえてしまうけれど
一気に読みきりたいという気持ちにさせる「何か」に敬意。
その「何か」を培う方法を知りたい。

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