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ヒトという字は

支え合っている形とか、もたれ合っている形とか。
でも形より前に音がある、と思った。

ヒト リ

どれだけ心を通わせようとも
どれだけ目の奥を見つめようとも
足元を見れば、重力と戦っているのは
自分の二本の足である。

例え身を寄せ合おうとも
例え肩を貸し合おうとも
過去を抱え未来へ向かうのは
この身一つである。
何も連れていけない
何も連れていかない
何も、いらない

母親の身体から離れることを生まれる、といい
生きるということは
一であるということで
人であるということである

しばしの間触れ合った指も
しばしの間借りた肩も
感謝こそすれ
永遠にそこにあると錯覚してはいけない
道は別れ
道は曲がり
誰かと交差し
どこかへ辿り付く
誰も行けない場所へ
ヒトリだけの場所へ

いつか道が終わるとき
行き止まりの扉に手を付いて
膝を付いて倒れ込むのか
二本の足で回れ右をして
歩んだ道を抱き締めるのか

その時に、何ができるヒトであるか

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